[PR] ハローワーク バックドロップキックス 200802
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2008.02.29
シラノ・ド・ベルジュラック (1951年)シラノ・ド・ベルジュラック (1951年)
(1951)
不明

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訳者は辰野隆、鈴木信太郎。
神保町で買うとNoImageばっかで嫌になります。
ちなみに岩波の赤帯です。

以前感想を書いた「青年のための読書クラブ」第一章、「烏丸紅子恋愛事件」に登場する本です。
作中で引用される「シラノ・ド・ベルジュラック」の台詞を見つけては喜んで読みました。

シラノ・ド・ベルジュラックは『哲学者たり、理学者たり、詩人、剣客、音楽者、将た天界の旅行者たり、打てば響く毒舌の名人』だが、しかし醜い鼻を持つ醜男である。
彼が密かに想いをかけるのは従妹のロクサアヌ。
しかしロクサアヌはシラノの同僚であるクリスチャンに恋をしてしまう。

シラノはロクサアヌにクリスチャンとの仲を取り持って欲しいと頼まれる。
シラノは頭が空っぽなクリスチャンの代わりに文を書き、クリスチャンをロクサアヌが望む人物に仕立て上げる。

と、そんな内容です。
愛を悲劇的だけでなく喜劇的にも描き、あくまでシラノを中心に進んでいます。
読めばきっと才気あふるるシラノの活躍、内面の葛藤に感動させられるでしょう。



シラノはフランス人です。
思えば私が好きな小説上の人物はみなフランス人の様な気がします。
アルセーヌ・ルパン然り、モンテ・クリスト伯然り、ダルタニャン然り、ジャン・ヴァルジャン然り。
ルパンシリーズは全て読んだ事があるのですが、「ダルタニャン物語」は読破してなかったりします。
読破した暁にはフランス騎士道精神が身につく、といいです。
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2008.02.29
キャラクター小説の作り方キャラクター小説の作り方
(2003/02/20)
大塚 英志

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今日はずっと大塚英志を扱っていますが、サブカル方面に詳しくないときっと面白くないですよね。
日更新の三冊目はライトノベル作家志望者必携の書です。

一般的に呼ばれるライトノベル=キャラクター小説と定義し、その書き方を教授する形のです。
キャラクター小説における「キャラクター」「私」「話の法則」「世界観」の作り方が特に役に立つと思いました。
「話の法則」「私」の作り方は一般的な小説を作るときにも使えるでしょう。

オリジナリティを批判する一方、模倣によって生まれるオリジナリティを評価しています。
言われてみれば確かにキャラクターってパターンですよね。
しかしそのパターンをどう展開させるか、という部分に踏み込んでいるは少ないと思います。
世にある小説入門書は当に広義の「小説」、あるいは広義であるが故にキャラクター小説に応用し辛い側面がありますが、このは少なくともそうではありませんでした。

ちなみにY=f(x)がキャラクターの式です。
正確にはあるパターンを持ったキャラクターを模倣、変換する式ですね。
Y=具体的なキャラクター
f =キャラクターを抽象化したコンセプト
x=抽象的なコンセプトを具体化する要素

大塚英志「多重人格探偵サイコ」の主人公である雨宮一彦を例に挙げると、
雨宮一彦=七つの顔を持つ探偵(多重人格、美形のにーちゃん、元刑事)
となるそうです。
実際はここからドラマと作る事がまた難しく、それは違う章の仕事になりますが、キャラクター小説を構造的に考えるのは割と面白い作業だと思いました。

中身のそれなりの部分がキャラクター論、小説における戦争論、小説における人の描き方論で閉められているのは残念ですが、それを差し引いても実用書と呼べるでしょう。
ライトノベル作家を目指している方は読むべきだと思います。
当の意味で入門書だと私は思いました。

またの中で度々「ハリウッド脚術」という、物書き必携の書が上げられているので、金銭的に余裕があったら読んでみる事をお勧めします。
興味があるので私もそのうち読んでみたいです。

【参考】
やる夫が小説家になるそうです
やる夫が「売れっ子」ラノベ作家を目指すそうです

リンクはハムスター速報さま。お世話になっております。



今日はサークルの原稿提出日です。
今更小説の書き方を習っても意味ないですね。

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2008.02.29
僕は天使の羽根を踏まない (徳間デュアル文庫)僕は天使の羽根を踏まない (徳間デュアル文庫)
(2005/10)
大塚 英志

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再び徳間デュアル文庫から。
そして再び大塚英志

MADARAシリーズの完結編と受け止めて良いそうです。
とはいえ、それを知らずに読んでも全く問題ありません。
風変わりな青春小説といった感じです。

MADARAにおける聖神邪と麒麟が転生した後の話。
転生を繰り返し続けた二人が出会い、摩陀羅という少年を探しに旅立つ話です。

神話をモチーフとしたTRPGの様な作りの作品郡の一つ、という複雑な構成のせいか説明は不親切ですが、青春小説として読めば全く問題ないです。
MADARAシリーズを通して作者が伝えたかった事も書かれている様な気がします。

「多重人格探偵サイコ」における「犬彦」「伏姫麒麟」が主人公です。
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2008.02.29
冬の教室 (徳間デュアル文庫)冬の教室 (徳間デュアル文庫)
(2000/10)
大塚 英志

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徳間デュアル文庫という聞きなれないレーベルから出た小説。
キャラクター小説、ライトノベルに含まれるジャンルのはずです。

雪に閉ざされた北国の話です。
死亡率が出生率より高い、死に支配された世界で“ぼく”は雪崎人魚と出会う。
彼女は世界から消えてしまった「夏を見たい」と“ぼく”に言い、“ぼく”は次第に彼女に惹かれてゆく。

世界観を明らかにせず、話の進行に合わせて過去の謎が明かされていくので、話の内容はさっぱり分かりません。
本人が三日で書いたと豪語するだけあって、構成は破綻し文もミスが目立ちます。

しかし例によって漫画版「多重人格探偵サイコ」と関連がありました。
具体的には「大江公彦」です。
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2008.02.27
夢で会いましょう (講談社文庫)夢で会いましょう (講談社文庫)
(1986/06)
村上 春樹、糸井 重里 他

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村上春樹糸井重里がカタカナ語を使って話やらエッセイを書く、という本です。
カタカナ語が並んでいてまるで辞書のようです。
ショートショートですね。

内容は彼ら(とは言っても糸井さんの文章を読むのは初めてです)らしいものでした。
シュールでした。

友人の評判が良かったので買いましたが私は別段面白くはありませんでした。
コトバ遊びに文学を混ぜ、一般受けしそうな内容を混ぜた感じです。
でもすぐに読めるので村上春樹糸井重里を知っている方は面白いかもしれません。
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2008.02.27
続巷説百物語 (角川文庫)続巷説百物語 (角川文庫)
(2005/02/24)
京極 夏彦

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以前感想を書いた「巷説百物語」の続編です。
「前巷説百物語」から続く因縁を断ち切り、又一たちは更に巨大な悪にも立ち向かいます。

前作より更に大きいスケールの話でした。
京極夏彦お得意の理論的トンデモ展開が冴えています。
むしろその部分が強すぎるようにも感じます。
京極堂シリーズに慣れている人は違和感を持つかもしれません。

しかしそのお陰で巷説百物語シリーズとしての面白さが強調されているように感じました。
私は京極堂シリーズより好きです。

残すは「後巷説百物語」のみです。
で直木賞を受賞しているそうなので読むのが楽しみです。
面白いと良いです。



サークルの作品(小説)提出期限が迫っています。
久しぶりに提出しようと奮闘中。あまり本が読めません。
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2008.02.26
魔乳秘剣帖 (1) (TECHGIAN STYLE)魔乳秘剣帖 (1) (TECHGIAN STYLE)
(2007/03/24)
山田 秀樹

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魔乳秘剣帖(2) (TECHGIAN STYLE)魔乳秘剣帖(2) (TECHGIAN STYLE)
(2008/02/25)
山田 秀樹

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エロマンガじゃないです。
でもポロリはしてます。

山田秀樹による剣客乳漫画。ギャグ漫画と言い切れない辺り怖いです。
圧倒的な絵力をドブに捨てるような内容が素敵です。

「乳こそがこの世の理」という世界で、主人公の千房が孤軍奮闘する話です。
魔乳に伝わる魔の剣を使い世の悪を裁く、という内容ですが台詞と世界観のせいでいい場面で笑ってしまいます。
新しいタイプのギャグ漫画だと思いました。

「乳」「おっぱい」という言葉が百回以上出てきます。
この下らなさが最高です。
でもなかなか表に出せません。
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2008.02.26
ロリコンフェニックス 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 103-1)ロリコンフェニックス 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 103-1)
(2007/02/01)
松林 悟

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ロリコンフェニックス 2 (2) (角川コミックス ドラゴンJr. 103-2)ロリコンフェニックス 2 (2) (角川コミックス ドラゴンJr. 103-2)
(2007/09/09)
松林 悟

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持っているだけで品性を疑われる類のギャグマンガ
タイトルからして犯罪の香りがします。フェニックスて。

少女を狙った犯罪から未亜ちゃん(1巻表紙の女の子)を守るため立ち上がった、ゴクラクチョウの仮面を被ったニート(フェニックス)の話です。
基本的にフェニックスが未亜ちゃんにセクハラしようとするBL団と戦います。
でも未亜ちゃんは戦いの最中、何だかんだでセクハラされます。

股間を狙ったトンデモ技の応酬と無駄なハイテンションは見事と言うしかありません。
でも、だからと言ってこのマンガを勧めたらいけないような気がします。人として。



上諏訪に行ってきました。
御柱等、東方厨にはたまらない旅行でした。
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2008.02.23
わたくしだからわたくしだから
(1998/08)
大槻 ケンヂ

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一気に本を読んだあげくバイトしてお酒をしこたま飲んだ結果、読書ペースがだいぶ落ちてしまいました。
無茶して生活リズムが破綻しないように気をつけます。
でも明日から小旅行に行って来るので、感想を書く機会がまた減りそうです。

そんなバックドロップキックスですが、意外と足跡が割と残っていたりして嬉しいです。
ブログ見てってくれる方に感謝。



最近割と手を出す大槻ケンヂ
小説も面白いけど彼の場合はエッセイがくすりと笑えます。お勧め。
さっと読めて面白い。小説が読めない人でもエッセイならばきっといける筈です。

一応ミュージシャンなんですけどね。
そっち方面から入る人も多いのではないでしょうか。

わたくしだから」では、文学少年であった大槻ケンヂの側面が明らかになります。
自分とは違って変な本ばかり読んでいる彼には敵いそうにありません。

内容はバンド結成の真実やバンドブーム、UFO、男女の付き合い方など。
ブルハやXなど、その頃活躍していたバンドマン達がちらほら見られます。

個人的に面白かったのはホームズについての話。
ワトスンにドラッグを勧めるホームズ、トルコ風呂が好きなホームズ(しかも後にトルコ風呂を馬鹿にする様になる)についてひとしきり語った後、モリアーティ教授との戦いから生還したホームズの言葉からバリツなる謎の格闘術の調査をはじめます。

僕は日本のバリツを知っていたからね
と生還した理由を語るホームズですが、そのバリツって何?馬術?柔術?
という動機で調査をはじめるオーケン。素敵。みうらじゅんですか貴方は。

wikipediaではバリツの項目があり、見るとオーケンの「バリツ=バーティツ」説が載っていました。
またバリツをググってみると意外にもヒットするので、興味がある方は是非。
ホームズファン、ミステリファンも調べてみてください。
頭が痛くなりそうですが。

ちなみに、バリツの謎ってホームズファンの中では有名だそうです。
私も一応、小学生の時に一通りは読んだ筈なのですが、今の今まで知りませんでした。
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2008.02.21
神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫 お 18-14)神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫 お 18-14)
(2007/03)
大槻 ケンヂ

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実は日更新分、つまり「フルメタル・パニック!」〜「神菜、頭をよくしてあげよう」は全て夜を徹して読んだものです。
どれも寿命を削ってまで読みたいではないと思いました。



我らが大槻ケンヂさんのエッセイです。
エロ話、オカルト、礼儀、ロックについて等、彼の感性が光るものとなっています。

戦争反対を口説きに失敗レベルから始めるオーケンの、そのあまりの人間らしさに驚愕します。
作中でネタとして触れていますがみうらじゅんさんと同カテゴリの人物です。
文の巧拙ではなく、オーケンでしか書けないエッセイが集められていて面白いです。

私は、夏も人も「プチ悲惨」なほうがいいんだ、というエッセイに感涙しました。
子供じゃないんだ赤ちゃんなんだ、なんて、オーケンならではの言葉ですね。
「踊る赤ちゃん人間」も悪くはないかな、と思いました。
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2008.02.21
生協の白石さん生協の白石さん
(2005/11/03)
白石 昌則東京農工大学の学生の皆さん 他

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あの話題になった「生協の白石さん」です。
以前立ち読みした事あるのですが、この学生との何とも言えぬ距離感が好きです。

裏話も予想できる範囲で普通な所がいいです。
どこにでもあるちょっと面白い話を広めたくてにした、という感じです。

小一時間あればさらりと読めてしまうので、ブックオフにでも行って買ってきましょう。
私は百五円で買いました。
千円は出せませんが、百五円なら妥当に感じます。
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2008.02.21
グリーングリーン―おとこのこおんなのこ (MF文庫J)グリーングリーン―おとこのこおんなのこ (MF文庫J)
(2003/07)
桑島 由一、GROOVER 他

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バックドロップキックスで感想を書き続けてきた「グリーングリーン」シリーズもこれで最後です。
各話完結ですが。
作者は「グリーングリーン―鐘ノ音スタンド・バイ・ミー」のヤマグツノボルではなく、「グリーングリーン―ナイショの同級生」の桑島由一のほうです。紛らわしいですね。

内容は相変わらずのエロコメ。
ラブコメに強いMF文庫Jならではという感じがします。
帯の「愛は性別を越える!?」ズバリそのままでした。

主人公は番長である堀田の同室にいる智という、クールで恐れられる人物。
しかし彼の正体は女の子にも興味を示さない真性のシスコン。
物語は彼が愛する妹が、鐘ノ音学園(男子校)に試験編入する事から始まります。

妹は二年生の小林樹という生徒に一目惚れし、彼との仲を取り持ってくれる様、智に頼みます。
智は仕方なく樹の調査を始めるのだが、という感じです。

とにかく内容の全てが頭を悪くして読むことを要求しています。
げらげら笑える部分も多いです。

グリーングリーン」に興味がある方は、揃えて買って損はないと信じます。
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2008.02.21
日本童謡集 (岩波文庫)日本童謡集 (岩波文庫)
(1957/01)
与田 凖一

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日本唱歌集」と同じコンセプトで作られた
違いは唱か童謡か、という一点のみです。
暇は潰せました。

「ローゼンメイデン」でミーディアムのめぐがっていた「からたちの花」が北原白秋の作というのが驚きでした。
桃種あなどれません。

補足になりますが、「日集」で戦後の音楽教育で
1、軍国主義的なもの
2、超国家主義的なもの
3、神道に関係があるもの
を排除する方針があったのですが、1と2はともかく3はいいのでしょうか。

神道が戦争を助長した側面があっても、永らくわれてきた唱を削るというのは今思うとあまり好ましく思えません。
戦後教育一つの過ちなのでしょうか。あまり難しい事は分かりませんが。

最後に「放送禁止歌」「日謡集」と続けて読むと関連がほんの少し見えてきます。
忌野清志朗が「君が代」をパンクバージョンでった事から、「君が代」の制定など、日の音楽史に思いを馳せました。
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2008.02.21
日本唱歌集 (岩波文庫)日本唱歌集 (岩波文庫)
(1958/01)
不明

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小学校に入ったとき渡される「うたのほん」そのものです。
明治・大正・昭和でわれてきた日の唱を納めたです。
「荒城の月」や「蛍の光」など知っている曲も多く出てきます。

詞と音譜、簡素な説明が延々と続きます。
解説が書の最後に十頁ほど載っています。

誰のために書かれたか分かりませんが、暇は潰せました。
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2008.02.21
放送禁止歌 (知恵の森文庫)放送禁止歌 (知恵の森文庫)
(2003/06/06)
森 達也

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テレビで放送されない放送禁止歌の真実に迫るルポ。
「自衛隊に入ろう」や「ヨイトマケの唄」、「イムジン川」など知っている曲も多く出てきます。

読めば分かるのですが、放送禁止歌など存在しない事が明らかになります。
つまり要注意歌謡曲一覧という、危険な曲をA〜Cにランクに分け、各放送局に注意を促す(放送するかしないかは各放送局の裁量)ものに対して各放送局が過剰に反応していただけに過ぎませんでした。

放送局が自粛する理由とは何なのか。
それは同和という非常にデリケートな問題を恐れて禁止するケースが多いそうです。
確かに放送禁止歌といわれる曲の多くはフォークソングの性質か底辺労働者や差別されてしまう側の人間を扱います。
各放送局はそれを非常に恐れていると書かれています。

しかし読み進めるうち、それさえも幻想であると分かってきます。
差別的な発言に対し不適切な判断云々、と言うだけで何が問題か言わない放送局。
それこそ放送禁止歌の温床である、と作者は指摘します。

また放送局の恐れは差別の存在それ自体とも言えます。
差別する側の人間が差別する側の人間でもある、そうした連鎖も問題なのでしょう。
タブーを生み出していたのは私たち自身なのです。

放送禁止歌から放送局、同和問題、そして私たちに問題意識を突きつける作者のやり方は巧いと思いました。
デーブ・スペクターによるアメリカの放送規制についての説明も面白かったです。

個人的にはセックスピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」が要注意歌謡曲一覧という事が一番の驚きでした。
確かにお茶の間には似合わないでしょうね。
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2008.02.21
せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)
(2008/02/20)
賀東 招二

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フルメタル・パニック!」シリーズの最新刊です。
今回も激しくドンパチしています。全巻に引き続きぶ厚いです。

新たな関係、仲間の死、新たなる敵、最悪の敵。
今までよりも絶望的な状況がソースケを襲います。
私はこの巻を読んで誰が敵か分からなくなってしまいました。

またウィスパードやラムダ・ドライバなど、世界の真実も次々と明らかになります。
それによってフィクション色が今までより強くなっていると思います。
戦闘もどんどん突拍子もないものになります、がそれによって世界観が壊れないのは流石です。

ネタバレを恐れたらこれしか書けませんでした。
次巻が楽しみです。
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2008.02.20
ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)
(2004/11/19)
京極 夏彦

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京極夏彦好きの友人から借りた小説
タイトルが伝説の怪物ってところがいつもの京極夏彦です。

しかし舞台は近未来日本、2030年。
徹底した管理社会で、食物さえも化学の力で合成されている時代です。

また登場人物の多くが少女です。(京極夏彦、無限の可能性)
しかし彼女たちの殆どが他人と接触するのが苦手で、動物さえ見た事がありません。

それは端末に頼るあまり物的接触が消えたせいです。
しかし、巨大な敵と戦ううちそれが次第に消えて行きます。
その展開がどこか微笑ましいです。

物語は京極夏彦らしく、連続殺人事件を発端に始まります。
消える級友、不可解な連続殺人。管理され身動きが取れないスリル。
この面白さを是非体験して欲しいと思います。

拳法少女や天才少女が出てくるのでライトノベル的です。
特に天才少女は武器さえも作り出します。フリーダムです。
キャラ小説としても完成度は高いでしょう。

だからおたくの人はもっと読むべきです。
私は読みました。

前半は京極節炸裂なのですが、後半はもう普通にドンパチしてます。
京極夏彦の作品だと認識して読むと、後半に入って違和感を覚える筈です。
でも京極夏彦の他シリーズとの共通点もあるらしいです。

近未来的な部分が「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(映画ブレードランナー原作)」を彷彿とさせました。

メインテーマは命、でしょうか。
なぜ人殺しはいけないのか。
殺人に関する考察、それでも殺さざるを得ない状況が素敵です。
苦しむ少女っていいですね。

超個人的には歩未と雛子さんがかわいくてたまりません。
オチが余韻を残す感じで素敵です。お勧め。

漫画版が出ているらしいです。
買ってしまおうか悩んでいます。

漫画版の作者HPタイトルが「バックドロップ。」なので少なからず驚きました。
かわいい絵を描きますねまた。決めた。買います。
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2008.02.20
聖少女 改版 (新潮文庫 く 4-9)聖少女 改版 (新潮文庫 く 4-9)
(2008/01)
倉橋 由美子

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桜庭一樹を友人に勧めたら、逆に勧められてしまった小説です。
どうしてだろう、と思っていたら少女小説で、帯と解説が桜庭一樹。納得しました。
余談ですがこの友人によって私は森見登美彦を読むようになりました。

青春小説と少女小説の耽美で暗い部分を抜き出したような話。
そもそも作中で近親相姦が二度出てくる辺りまともな小説ではない。
だから桜庭一樹が色々書いてるのかもしれません。「私の男」繋がりで。

なぜか下線が入りまくってます。こんなふうに
こういう文は高橋源一郎以来です。
アト片仮名表記ノ文ガコンナフウニ頻出スルノデトテモ読ミヅライデス。

少女性について、現代文学が示した一つの回答になると思います。
脆くてルナティックな聖少女から少女性を見出すもよし、通過儀礼を見出すもよし。
読み取ろうと思えば出来るだろうし、分からなくても何かが残るでしょう。

聖少女“未紀”を含め、作中の登場人物はみなどこか変な人です。
主人公の“ぼく”(K)とその仲間が六法全書片手に強盗をする場面が、特にシュールに思えました。

非常に文学的である事は間違いないです。
でも血と骨と肉(そして性)に彩られた耽美な世界は好き嫌いが分かれそうだと感じました。

個人的には後半、ここで小説について描写するのか、という場面があってげんなりしました。

付け加えると主人公が私の嫌いなタイプです。
村上春樹的に女の子と寝まくる所と、ナイーブさが特に嫌です。
主人公が水泳をする部分が村上春樹が描く主人公たちとそっくりだと感じました。

でもそのナイーブさは「ライ麦畑でつかまえて」に近い様に思います。
それに間違いなく面白かったので文句は言えません。悔しい事に。

好き嫌いに関わらず、文学の尻尾は捕らえる事ができるでしょう。
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2008.02.20
麻雀放浪記 2 風雲篇 (2) (文春文庫 あ 7-4)麻雀放浪記 2 風雲篇 (2) (文春文庫 あ 7-4)
(2007/10)
阿佐田 哲也

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前回「企画:長門有希が読んだ本」で紹介した「麻雀放浪記」の続きです。
画像が見つからなかったので出版社は違いますが。

舞台は関東を飛び出て大阪や京都の博打寺、銀座などに広がります。
番外編の4巻ではドサ健もとうとう上野を離れます。
そこに至る展開が秀逸でした。

2巻から4巻まで纏めて感想を書きます。

内容は1巻と大差なくずっと麻雀。真剣勝負に明け暮れます。
しかし時代が安定してきたせいで、雀師への風当たりが厳しくなっています。

雀師として実力は相当なものでも、坊や哲やドサ健たちは、新しいライバルに出し抜かれ続けます。
その様を見て私は何となく「あしたのジョー」を思い出しました。
時代設定もあるでしょうが。

とにかく巻が進む度に堕ちていきます。暗いです。
4巻の番外編になると坊や哲は麻雀から殆ど足を洗っていますが、それでも博打に狂って死ぬ男達は後を絶ちません。

ちなみに、1巻以上に登場人物の転落が目立ちます。
2巻冒頭で坊や哲がヒロポン中毒になってます。
3巻では麻雀のやりすぎで右腕を痛め、サラ金から大金を借り、かつての級友から金を騙し取る始末。

外道です。卑怯でナンボの世界です。
しかしその浅ましさに人間を見ることが出来るでしょう。

麻雀は暴力であると悟る坊や哲の、それでもナイーブな語り口は、相変わらず読んでいて飽きませんでした。
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2008.02.18
この50枚から始めるロック入門 (中公新書ラクレ 265)この50枚から始めるロック入門 (中公新書ラクレ 265)
(2008/01)
不明

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書店で突然、ロックの血が騒いだので買いました。
読みました。

「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をスタート地点に、ロック史のアウトラインを沿う形の本です。
しかし黎明期、発展期、爛熟期、転換期、再構築期という分け方は少し乱暴に感じました。

ロック名盤を僅か50枚に絞って紹介しています。
そのせいで納得がいかないチョイスもありますが、紹介されたアルバムはきっと誰もが知っているものでしょう。

ちなみに私は10枚しか聞いた事がありませんでした。
皆知っていたのに、以外に聞いた事ないアルバムが多くて驚きました。

エレキギターはギターにマイクを挿すという行為から生まれたと聞いています。
これは伝説かもしれませんが、ロックの衝動、即ち目立ちたいという気持ちを端的に表した逸話だと思います。

charと布袋の対談で今、ロックスターとしてのギタリストがいないという話を聞きました。
ロックは目立つ事が大事ですよね。やっぱり。

ロックは反体制と表現されますが本当にそうでしょうか。
手触りがよくて分かりやすいロック。さらりと流れるロック。
我々の周りにはそんなロックばかりです。

でもロックはまだ死んでいないとも思いました。
この本読むとそう感じられます。

思ってばかりですね。
そんな私は今、Funk-a-lismo!に夢中だったりします。



ロック史を27歳という視点から研究したら面白いだろうな、といつも思います。

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2008.02.18
アサッテの人アサッテの人
(2007/07/21)
諏訪 哲史

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何だか最近、芥川賞受賞作ばかり読んでいるきがします。
諏訪哲史アサッテの人」の感想です。

失踪した叔父をモデルにした小説を書こうとしている“私”。
しかし“私”は叔父の日記等によって、叔父の内面を直視せざるを得なくなる。
困惑しながらも“私”は叔父にまつわる数々のエピソードを挟みつつ、小説アサッテの人」を我々に突きつける。

と、そういう構図の小説です。
最終稿の書き出し、そしてそのすぐ後ろに挟まれる“私”の弁明。
ばらばらのパーツによって成る様な、歪な構成の小説です。

一見不可解に思えるそれは、しかし小説アサッテの人」を奇妙に統一感のある作品に仕上げています。

内容の内容は、アサッテ的である叔父についての話が殆どを占めています。
「ポンパ」
「チリパッハ」
「ホエミャウ」
「タポンテュー」
こうして記述するのも馬鹿らしい言葉を、唐突に使用する叔父の真意とは何なのか。
そういう小説です。

音についての描写が多いもののそれは言語の表現ではなく、小説の一部分としての存在それ自体ではないかと思いました。

文学的、を抽出した小説とも呼べるでしょう。
それだけとも言う事はできますが。

アサッテの人、とはベクトルで言うねじれの線である。
自らを縛りそして捕らえる世界から、逸脱しようと試みる人々の総称である。

しかし我々もまたアサッテ的なものを抱えているのではないか、とそう思いました。

予断ですが、叔父が考える生物の個体調整数のくだりが、自分と全く同じだったのが怖かったです。
誰でも考える事なのかなぁ、と思いました。
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2008.02.17
麻雀放浪記(一) 青春編麻雀放浪記(一) 青春編
(2000)
阿佐田 哲也

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雀聖で名高い色川武大の作品。
マガジンで連載していた「哲也」の原作、になるのでしょうか?
兎に角、知っている方は多いと思います。

一言で説明すると、戦後の復興期に己自信を賭けて麻雀をする男達の物語です。
ギャンブル小説として超一流です。
カイジ」とはまた一味違った賭け事のあれこれが楽しめます。

間違いなく面白いです。
もはや内容の説明など要らないでしょう。
その証拠に麻雀を知らない自分でも読めました。

長門有希は第六話「孤島症候群・前編」で読んでいます。
孤島(海沿いの別荘)に来て読む本とは思えませんね。

本編との共通点を無理矢理探したところ、P222にキョンという名前が登場します。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公と一緒ですね。

でもこの話にもってくる必然性は見られなかったです。
それに、麻雀放浪記のキョンは娼婦だったりします。
本編曰く、落ちる真似が巧い娘、だそうです。
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2008.02.17
ジュリアス・シーザー (1968年)ジュリアス・シーザー (1968年)
(1968)
福田 恒存

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福田恒存訳のジュリアス・シーザー
神保町で購入しました。安かったです。

正義感の強いブルータスをメインの登場人物として展開されます。
陰謀と戦乱。シーザー謀殺後もブルータスに平和は訪れません。

英雄達を人間的に、そして悲劇的に描いています。
オセロー」には届かないものの面白いです。

ここまで簡単に読める古典というのは珍しいのではないでしょうか。
シェイクスピアいいですね。お勧めです。
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2008.02.16
ちょっとした用事で書く事になったので、せっかくだし載せてみます。
もう不要となったので、まぁいいかなと。



私が推薦したいは「私の男」で直木賞受賞など、いま最も活躍中の作家である桜庭一樹さんの「青年のための読書クラブ」です。
はじめに「青年のための読書クラブ」の内容を説明します。
作品の舞台は伝統あるお嬢様学校聖マリアナ学園、そして異端者が集う読書クラブです。学園史に残されない事件を<クラブ誌>に記録し続けてゆく形式で物語は進み、秘密の<クラブ誌>には百年前の聖マリアナ学園創設の真実まで記されています。

特徴として文体や台詞の言い回しが時代を超えて共通していて、作品全体が戯曲や古い翻訳文学に似たものとなっています。それによって聖マリアナ学園の閉鎖的な状況を際立たせ、まるで一つの舞台を見ている様な錯覚を覚えます。

各章の内容は、偽王子が学園に波乱を呼ぶ「烏丸紅子恋愛事件」、学園創設の真実に迫る「聖女マリアナ消失事件」、読書クラブに現れた旅人を巡る「奇妙な旅人」、個性の暴力性に学園が揺れる「一番星」、学園から読書クラブが消える「ハピトゥス&プラティーク」の五つです。

私はこの中で「聖女マリアナ消失事件」が最も好きです。この章は唯一舞台が聖マリアナ学園ではなく、登場人物も女学生ではありません。「青年のための読書クラブ」の中では異色な章と言えるでしょう。
この章はパリで貸し屋を営むミシェールと、その妹マリアナの話です。神を信じないミシェールとマリアナが、第一次世界大戦のさ中重大な転機に襲われ、それが聖マリアナ学園創設の謎へと繋がる構成になっています。
実はこの章の途中でマリアナは流行り病にかかって命を落としてしまいます。悲嘆に暮れたミシェールはマリアナになりすます事を決めます。そして日に教育機関を作るという妹の夢を叶えます。
私が一番印象に残ったのは章の最後、ミシェールが読書クラブ員に秘密を打ち明ける場面です。老いたミシェールは『真っ白な幸福にも、甘美な不幸にもけっして満足することなく』、永遠の探求者としてこの世に戦いを挑んでいます。その在り方は我々読書人に似てはいないでしょうか?

次に「青年のための読書クラブ」の主題について述べていきます。
小説のテーマは『読書を巡る箱庭都市の百年盛衰』というもので、を読む人たちとの繋がりそのものをモデルとしたと著者は語っています。
その証拠に小説の中では、聖マリアナ学園の『読書クラブ』の他に『哲学的福音南瓜』や読書クラブOGによる『慣習と振る舞い(ハピトゥス&プラティーク)』など、読書という共通項を持つ者が集う場が多く描かれます。
そしてそこに集う者はみな、『偏狭で繊細で、不機嫌そうな顔つき』をしていて、『けして変わるまいとすること、絶え間なく考え続けようとすること』と表現される特徴があります。それはを読む若者としての精神的な普遍性であると私は思います。

私が「青年のための読書クラブ」を大学生に読んで欲しいとして推薦する理由は、この小説が我々に宛てて書かれたものだと思うからです。それは小説の最後に書かれた『乙女よ(そして青年よ!)、永遠であれ。世がどれだけ変わろうと、どぶ鼠の如く、走り続けよ。砂塵となって消えるその日まで。雄々しく、悲しく、助けあって生きなさい。』という一文に集約されるでしょう。

よって私は、ミシェールの様に悩める若者たちに向けた著者からのメッセージを、より多くの読書人に読んで欲しいと思います。
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2008.02.15
本棚本棚
(2008/01/18)
ヒヨコ舎

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石田衣良
宇野亜喜良
大森望
角田光代
金原瑞人
川上未映子
喜国雅彦
桜庭一樹
長崎訓子。
中島らも。
穂村弘。
みうらじゅん。
山崎まどか。
山本幸久。
吉野朔実。

この記事を読んでいる貴方が、以上の人物の誰かの名に覚えがあり、またファンであるなら、「本棚」を購入する事をお勧めします。

この本は上に記した著名人の本棚をひたすら紹介するものである。写真つきで。
一人二、三頁なのですぐ読み終わってしまいます。

しかし作家批評家イラストレーター、色々な人物が語る本と自分はとても深いです。

彼らのファンであるなら、より深く知るきっかけに。
本を読まない方には、読書の勧めとして。
本を読む方には、共感する本として。

薄いので息抜きにもなります。
あと、昔から本を読んできた方は思わずにやりとしてしまう筈です。きっとそうです。

感覚的には立花隆「ぼくはこんな本を読んできた」に近いと思います。
あるのは表現方法と分量だけだと思います。

途中、出てくる古本屋がどう見ても「どどいつ文庫」でした。
木行ハジメがいつか行きたいと思っている古本屋です。
(3月に行けたらレポート書きますね)

法政大学教授の金原瑞人さんだけ研究室の本棚を紹介していて面白かったです。
こんな人と一緒に文学論議に華を咲かせたいと思います。
と言うか講義を拝聴したいです。

基本的にみんな子供ですね。
サークル員、友人、そして本棚の主とお酒を飲みながらわいわいがやがや喋りたくなりました。
勿論、本棚に納められている本について。

個人的には欲しい本(「憑かれた鏡」「衣装戸棚の女」等)がちらほらあって、酷く悔しい思いをしました。

あとヘッセ「デミアン」のついて一言述べる人が多かったです。
桜庭一樹さんも「デミアン」が好きです。
いい機会なのでこの本を買って興味を持ったら「デミアン」もついでに読んではいかがでしょうか。
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